2014年3月16日日曜日

Googleは信用できない

21世紀の独占企業、その名はGoogle


今のところどうしても他に選択肢が無いことから、やむをえず私もGmailやらBloggerやら、Googleのサービスを利用しているので、このような批判的な記事を書くのは何だかもどかしいのだが・・・。

しかしそもそも、「使い勝手が悪いのに、他に選択肢が無いのでやむを得ず使っている」 というこの感覚は、どうもどこかで味わったことがある・・・。
そう・・・この独占企業特有の「あの嫌な感じ」は、ちょっと前までは、さんざんマイクロソフトに味あわされてきたあの感覚である。

マイクロソフトなんて、今はどうでも良い企業のひとつに成り下がり、WindowsもOfficeも替わりになるものがいくらでもあるので、まったく使わなくても済むようになってきた。

私はパソコンのOSにはLinuxMintを入れて、ワープロにはLibroOfficeを使っているが、普通のパソコンでできることはこれでほとんど用が済んでしまう。
もちろん、いまだにWindowsを使っている人々とデータをやり取りしても、まったく問題はない。

それにしても、今やマイクロソフトに替わって、IT業界を支配する独占企業となったのが、他ならぬGoogle先生である。

避難生活の間、ネットが使えなくて困ったよー


サービスの押し売りで、肥大化は進む


Googleは、間違いなく21世紀のマイクロソフトである。
いや・・・真っ黒ソフトというべきか???

Googleの提供しているソフトというのは、AndloidにしてもChromeにしても、オープンソースをベースにはしているが・・・オープンなのはあくまで見かけだけで、決してユーザーの要望に応える開発が行われているわけではない。

ユーザーは、Googleの思惑で、決められた機能や操作方法を押し付けられ、何か不具合があっても、なかなかそれが改善されることはない。
これは・・・本質的には、マイクロソフトで見られたような独占企業のやり方そのものである。

最初の頃は、Googleの提供するサービスやソフトは、どれもシンプルな作りで、動作も軽く、操作も分かりやすかった。
マイクロソフトやヤフーのゴチャゴチャしたサービスと比べ、そのシンプルさが斬新で気持ちよかったのが、今となってはそれも懐かしくなってきている。

現在のGoogleの提供するサービスやソフトは、どれもこれも肥大化が著しく、使い勝手がどんどん悪くなっていっている気がする。
これはきっと、いわゆる「大企業病」とでもいうべきもので、組織というものが大きくなるに従って発生する、宿命的な「罠」のようなものなのだろう。

Googleとしては、ユーザーに「Googleなしではいられない」と思ってもらえるように、ありとあらゆるサービスを提供することで、誰にとっても「Googleは必要な企業だ」という状況を作り出そうとしているのであろう。
だがそれこそが、独占企業の典型的な発想であり、ユーザーを縛り付ける行為に他ならない。
(※サービスを豊富にしてインターネットユーザーを増やすことで、結果的に広告収入が増える・・・というのは、あくまで建て前に過ぎない。)

「ユーザーにとって必要な機能」ではなく、「Googleが皆に使ってほしい機能やサービス」・・・という視点から開発や提供が行われていけば、結果としてどんどん機能がてんこ盛りになっていく。
そうやって肥大化が進めば、余計な機能だらけになって、使い勝手は悪くなっていく一方である。

シリコンバレーではよく、「オフィスで犬が飼えなくなったらおしまいだ」と言われるという。
これは、ベンチャー企業であるうちは、スタッフがオフィスで自由に過ごすことができ、家から犬を連れてくることも当たり前なのだが、大企業になると規則にうるさくなってきて「ペット連れ込み禁止」になる・・・ということだ。

つまり、犬を禁止するようになったら、その企業にはもうベンチャースピリットが無い・・・そして、斬新なシステムを生み出すことはもう期待できない・・・ということなのである。


独占利権を守るためにサービスを提供??


1990年代末にGoogleの生み出した新しい検索システムは、世界をひっくり返すほど斬新なもので、IT業界の支配権はあっという間にGoogleの手に渡った。

その後もGoogleは、GoogleEarthやストリートビューなど、画期的なサービスを次々とリリースしているように見える。
だが、本当のところそれらはすべて、既にどこかにあったアイディアを拾ってきて、ありあまる開発費を投じて形にした・・・というだけのものに過ぎないのではないか??

GoogleがAndloidをリリースしてスマートフォンの支配権を握った話は、誰がどう考えても、マイクロソフトのWindowsの話とそっくりうり二つであろう。
スティーブ・ジョブスも・・・まさか何十年もたって、まったく同じ轍を踏むとはねぇ・・・。

つまり、Googleとは、実は壮大な一発屋に過ぎず、そのでかい一発を元手に、業界の支配権を守り抜いているだけの独占企業・・・今やただの利権集団なのではないのか???・・・というのが、私の感想なのである。

Gmail、GoogleEarth、ストリートビューなどのサービスを、無料でユーザーに提供しているのも、うがった見方をすれば、この「独占利権」を守るために、 いわゆるバラマキを行なっているだけ・・・という風に受け取れなくはない。

地方の選挙なんかでは、日頃うっかり何かタダで物をもらったり世話になってしまうと、次の選挙ではその人に投票しなければならなくなる・・・よくそういうことがあるが、Googleのサービスも、もしかしたらそれと同じことなのではないか。


当面は、FirefoxPhoneに期待してみよう


Andoloidが、無料だとかオープンソースだとか言うのは、まったく見かけ倒れに過ぎなくて、今や「タダほど高いものはない」という状態になりつつある気がする。

使い勝手は悪いし、要らない機能やアプリはてんこ盛りだし、肥大化しすぎてメモリやCPUパワーも無駄に食い過ぎだろう。
そして何より、独占プラットフォームによってユーザーが縛られる・・・というどこかで見たような不自由きわまりない世界が・・・またもや現実のものになっている。

これって、かつて1990年代にパソコンが普及する時に、Windowsで見たような・・・デジャブか???
まぁ、日本ではまだiPhoneが強いから、みんなには実感がないかもしれないけど、世界的にはAndoloidのシェアは8〜9割に迫る勢いなのだとか!!

このような状況を打開するのは、誰なのか??
iPhoneか??WindowsPhoneか??はたまたUbuntuPhoneなのか???

いやいや!!!!どいつもこいつも、無駄に肥大化しまくりで、自分のプラットフォームにこだわりまくりだろうが!!!

私くまっしぃが、次に世界を変えるものとして期待しているのは、現在のところ・・・という但し書き付きだが、FirefoxPhoneである。

日本では、まだ誰もFirefoxPhoneのことを知らないだろうが、ブラウザのFirefoxはだいぶ有名になったから、知っている人も多いだろう。
そのブラウザのFirefoxで、そのまんまスマートフォンを操作してしまえば良いんじゃね??・・・というのが、 FirefoxPhoneである。

AndoloidやiPhoneのようなゴチャゴチャしたシステムなしで済むので、低スペックの激安スマホでも動作するよ!!・・・というのがひとつのウリで、 何と25ドル=2500円のスマートフォンを世界で発売するとアナウンスがされている。

25ドルのスマホ・・・そしてアプリに依存しないHTMLベースのシステム・・・こうした思想は、もしかしたら、本当にGoogleからこの世界を解放するインパクトを持つかもしれない。

FirefoxPhoneが、日本でも正式にサービスインしたら、私は間違いなくAndloidスマホを放り投げて、すかさず乗り換えてやるつもりだ。


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